教員紹介

百束 朋浩HYAKUSOKU Tomohiro

准教授

  • デザイン学部 デザイン学科(ビジュアル・サウンド領域)
  • 大学院 デザイン研究科
E-mailアドレス   hyakusoku@suac.ac.jp
キーワード:
映像技術、XR、CGI、メディア文化論
出身地 東京
学歴 日本大学大学院芸術学研究科博士後期課程芸術専攻(2008年)
学位 博士(芸術学)(日本大学、2008年)
経歴 東京工芸大学 助教(2012年から2017年)
東京工芸大学 准教授(2017年から2022年)
静岡文化芸術大学 准教授(2022年から)
担当授業分野 映像メディア論、映像撮影技法、映像デザイン演習Ⅱ
研究分野 映像学
研究テーマ メディア比較
研究業績 著書
  • 「日本におけるテレビの普及期と転換期の社会構造比較研究:ファームウェア化とマルチユース/二分する映像コンテンツ」(単著、『芸術世界』21号、東京工芸大学、2015年)
  • 「実写映画版『ガッチャマン』に見る実写化の視座」(単著、『芸術世界』22号、東京工芸大学、2016年)
  • 「映画『バクマン。』のヒロイン亜豆美保はなぜ待てないのか」(単著、『芸術世界』23号、東京工芸大学、2017年)
  • 「Manovich の「オペレーション」の事例の解釈―PremiereとAfter Effects の言説を手掛かりに―」(単著、『芸術世界』24号、東京工芸大学、2018年)
  • 「日本映画の中のスマートフォン ―2016 年前後のコミュニケーション技術の日常化 ―」(単著、『芸術世界』25号、東京工芸大学、2019年)
  • 「資料文献から見る4ヘッド2インチVTR時代の映像記録技術の制作技法に関するマクロ的視座」(単著、『芸術世界』26号、東京工芸大学、2020年)
所属学会 日本映像学会、芸術科学会、情報処理学会

メッセージ

技術的な分野と文化的な分野の二つの軸を研究テーマとしています。技術的な分野としては、4KHDRコンテンツ制作のための、リアルタイムグレーディングシステムによる制作手法の効率化を研究課題としています。高解像度のモニタとコンテンツが求められる時代にあって、4KHDRは技術的な先端の分野ではあるものの、制作手法として広く用いられるようになったのは2020年頃であり、現在でも制作手法の摸索がつづいている。また、HDR撮影では、フィルムの時代のようにすぐに撮影した素材を確認することが出来ず、VTR時代での利便性を失っていることからリアルタイムグレーディングの手法の開発は急務と考えています。近年では、アーチャルスタジオでのリアルタイム合成の需要も高まっており、プロダクション段階での制度の高いカラーマネージメントが求められているいます。

文化的な分野では、メディア比較をキーワードに、同一作品のコンテンツ毎の特性の比較を行っています。古典的な小説や戯曲の舞台化や映像化の比較から、近年では実写とアニメ、マンガと実写化などの作品比較を行うことで、それぞれのメディアの特性と映像コンテンツの特性の比較を行っています。