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教員紹介


迫 秀樹 教授写真

迫 秀樹

SAKO Hideki
 

デザイン学科長 教授

デザイン学部 デザイン科(デザインフィロソフィー領域)

大学院 デザイン研究科

キーワード:人間工学、生理人類学、使いやすさ、人間中心デザイン
学歴 九州芸術工科大学大学院芸術工学研究科博士後期課程単位取得満期退学(1996年)
学位 芸術工学修士
経歴
  • 倉敷市立短期大学助手(1994年)
  • 静岡文化芸術大学講師(2000年)、助教授(2005年)、准教授(2007年)、教授(2012年から)
担当授業分野 生体機能論、人間工学、フィッティングデザイン など
研究分野 人間工学、生理人類学
研究テーマ 人間工学的観点からのプロダクトデザイン、ユーザの個人差を取り入れたフィッティングデザインの追究
研究業績

著書

  • 『人間科学の百科事典』(共著、丸善、2015年)
  • 『働態研究の方法』(共著、山栄社、2010年)
  • 『カラダの百科事典』(共著、丸善、2009年)
  • 『人間を科学する事典』(共著、東京堂出版、2005年)
  • 『生理人類士入門』(共著、国際文献印刷社、2002年)

論文・解説

  • 「カムアウト減少に向けたユーザの視線・動作に関する研究」(『芸術工学会誌』Vol.75、2017年)
  • 「点眼容器の人間工学的研究―容器の硬さとユーザの主観との関係について―」(『静岡文化芸術大学研究紀要』Vol.17、2017年)
  • 「人間工学的手法を用いた点眼容器の評価」(『日本包装学会誌』Vol.25、2016年)
  • 「『ユニバーサルデザイン』に関する卒業生アンケートの分析」(『静岡文化芸術大学研究紀要』Vol.16、2016年)
  • 「電動工具に関する人間工学的研究―グリップの違いについての評価―」(『静岡文化芸術大学研究紀要』Vol.11、2011年)
  • 「『ユニバーサルデザイン』における授業前後の学生アンケートの分析」(『静岡文化芸術大学研究紀要』Vol.11、2011年)
  • 「ユニバーサルデザイン洗面台の試作および検証」(『芸術工学会誌』Vol.54、2010年)
  • 「座位における三次元動作分析と座圧分布における性差に関する研究」(『静岡文化芸術大学研究紀要』Vol.8、2007年)
  • 「アルコール飲料容器におけるユニバーサルデザイン―アルコール飲料を表す触覚記号の提案―」(『静岡文化芸術大学研究紀要』Vol.8、2007年)
  • "Prospect of Manufacturing and Design Based on Physiological Polymorphism"(J. Physiol. Anthrop., Vol.26、2007年)
  • "The Effects of the load mass and load position on body sway in supporting a load on the back"(J. Human Ergol., Vol.33、2004年)
  • 「浜名湖花博ユニバーサルデザインプロジェクト」(『静岡文化芸術大学研究紀要』Vol.5、2004年)
  • 「休憩所における着座姿勢に関する研究―若年群と高年群の比較―」(『静岡文化芸術大学研究紀要』Vol.3、2002年)

その他の活動

  • 点眼容器の人間工学的研究(共同研究、2014年から)
  • 電動工具の人間工学的研究(共同研究、2008年から)
  • ユニバーサルデザインアイデアコンクール受賞作品の検証(受託研究、2008年)
  • アルコール飲料容器のUD研究(受託研究、2007年)
所属学会・団体 日本生理人類学会、日本人間工学会、人類働態学会、芸術工学会、日本包装学会
社会的活動
  • 静岡工業技術研究所技術指導員
  • 日本生理人類学会評議員
  • 静岡県ふじのくに芸術祭企画委員 ほか

 

メッセージ

人間の本質を見据えたデザインへ

消費者へ向けて「使いやすい道具」、「良い環境」などとアピールしたい場合、何がどのように良いのかを具体的に説明しなければなりません。様々なメディアが発達してきた昨今では、ますますその説明責任が強まっているようです。私は、そのような人間と道具や環境などとの関係を科学的に説明しようとする人間工学という学問分野を専門としています。例えば、持ちやすさを評価するためには筋肉の負担や動作を計測し、主観的な側面からも評価します。人間は複雑ですから、それらの評価は可能な限り多面的に行い、総合的に判断することが肝要です。本学の実験室には三次元動作分析装置、生体アンプ、環境コントロール室等の機器が備わっており、それらの研究を可能にしています。

また、人間は均質ではなく多様です。年齢、性別によっても反応は異なりますし、環境や使用状況の違いによっても反応は異なります。できるだけ多くの人に向けたデザインを考える際においても、最初から集団として多くの使用者を見てしまうよりも、個々への反応から適合を見いだした方が良い場合もあります。私は、そのような考えに基づいた「フィッティングデザイン」という授業を担当しています。授業では、人間工学の測定法を活かした個々を見つめる方法論について講義・演習しつつ、具体的な製品への応用も視野に入れた課題に取り組んでいます。

これまでは、そのような観点のもと着座中の姿勢における個人差、工具の持ちやすさなどに関する研究を行ってきました。今後はそれらの研究を継続しつつ、人間の本質に基づいた新たな製品作りへの一助となるデータを提供したいと考えています。