教員紹介

上田 道則 准教授写真

植田 道則UEDA Michinori

教授

  • デザイン学部 デザイン学科(建築・環境領域)(インタラクション領域兼任)
  • 大学院 デザイン研究科
E-mailアドレス m-ueda@suac.ac.jp
キーワード:
建築・インテリア、木構造、地域創生、リノベーション
人と環境のインタラクティブなデザイン、デザインとエンジニアリングの融合
出身地 奈良県
学歴 大阪大学大学院工学研究科博士前期課程建築工学専攻修了(1990年)
学位 修士(工学)(大阪大学、1990年)
経歴
  • 株式会社竹中工務店設計部(1990年から2021年)
  • 神戸松蔭女子学院大学 非常勤講師(2009年から2020年)
  • 関西大学キャンパスデザイン委員会メンバー(2011年から2014年)
  • 静岡文化芸術大学教授(2021年から)
資格 一級建築士
担当授業分野 インテリアデザイン論、空間とデザイン、スペースインタラクション
研究分野 建築・インテリアの空間デザイン、日本の美意識、インタラクティブデザイン
研究テーマ
  • 地域工務店・大工職人の「感覚的領分」と生活者の日本の美意識に関する研究
  • 近代における「民藝」と「田舎家」の相関と展開最初の民藝館・高林邸の総合研究
研究業績 著書
  • 建築画報 2002年8月号 296号『竹中工務店/都市を編集する』(竹中工務店編集ワーキンググループメンバー、建築画報社、2002年)
  • 『「聴竹居」実測図集』(実測調査団メンバー、彰国社、2001年)
論文・解説
  • 「最近のデザイン動向に見られる商業建築の類型-現代デザインの潮流を求めて-」(学位論文、大阪大学、1988年)
  • 「文化財活用に向けての地域環境整備に関する基礎的研究」(修士論文、大阪大学、1990年)、日本建築学会近畿支部発表(1990年5月)
  • 第23回BELCA賞ロングライフ賞受賞寄稿論文「しあわせな建築」(公益社団法人ロングライフビル推進協会編『BELCA NEWS』、2014年)
  • 「通天閣免震レトロフィット-世界に類を見ない既存鉄塔の免震改修」(日本建築防災協会編『建築防災』、2016年)
  • 『高林邸の建設経緯について 近代における「民藝」と「田舎家」の相関と展開・その1』(共著、日本建築学会東海支部研究報告集第61号、2023年2月、pp.621-624)
  • 『高林兵衛「ノート」に見る大礼博「民藝館」の構想(平面、外観)近代における「民藝」と「田舎家」の相関と展開・その2』(共著、2022年度日本建築学会関東支部研究報告集Ⅱ、2023年2月、pp.453-456)
  • 『高林兵衛「ノート」に見る大礼博「民藝館」の構想(各室内装) 近代における「民藝」と「田舎家」の相関と展開・その 3』(共著、2022年度日本建築学会関東支部研究報告集Ⅱ、2023年2月、pp.457-460)
  • 『浜松市・高林邸主屋・隠居について 近代における「民藝」と「田舎家」の相関と展開・その4』(共著、日本建築学会大会学術講演梗概集(近畿)2023年9月、pp.293-294)
  • 『浜松市・高林邸田舎家について 近代における「民藝」と「田舎家」の相関と展開・その5』(共著、日本建築学会大会学術講演梗概集(近畿)、2023年9月、pp.293-294)
特許
  • 薄型小幅内装仕上直交集成板(2024.1.29実用新案登録(第3245564号))
寄稿
  • SUACの「マイフェイバリットショップ」から学ぶZ世代の志向について(『静岡文化芸術大学研究紀要』第22巻から24巻、2022年から2024年)
  • 「酔鯨酒造土佐蔵について」(共著、『月刊食品工場長』2020年1月号、日本食糧新聞社、2020年)
  • 「酔鯨酒造土佐蔵について」(共著、デジタルメディア『日経クロステック』、2019年)
  • 「通天閣耐震改修」(共著、『新建築』2016年3月号、新建築社、2016年)
  • 「通天閣耐震改修」(共著、『建築画報』No.364、建築画報社、2015年)
  • 「通天閣免震レトロフィット」(2015年)(共著、『月刊建設物価』、建設物価調査会、2015年)
  • 「フェイク考-石」(『建築と社会』第83集、日本建築協会、2002年)
  • 「目地-地と図」(『建築と社会』、日本建築協会、2001年)
  • 「デザインという私たちの旅、その羅針盤を求めて」(静岡文化芸術大学『文化と芸術』(2022年、vol.36)
作品・プロジェクト
(下記※印以外はすべて株式会社竹中工務店所属時代の主担当作品)
  • 通天閣免震レトロフィット(2015年)
  • 神戸松蔭女子学院大学六甲キャンパス一連の改修(2007年から)
  • 道後温泉界隈での一連の作品と街づくりへの参画(2003年から)
その他の活動
  • 『建築と社会』分科会メンバー(2001年から2002年)
  • 関西大学キャンパスデザイン室委員(2011年から2014年)
  • 大阪府建築士会CPD講習、講師担当(2016年)
受賞歴 【主要受賞・メディア掲載作品】
(下記※印以外はすべて株式会社竹中工務店所属時代の主担当作品)
  • 1993年 豊中グリーンヒル:第1回豊中市都市デザイン賞(1993年)、第5回大阪府緑の景観賞(1993年)
  • 2000年 ソルフラッツ猪名川:第31回会員作品展(日本建築士会連合会)、第49回大阪建築コンクール現地審査受審(大阪府建築士会)
  • 2005年 道後ガラス美術館:松山市都市景観賞きらめき大賞受賞(2005)、照明普及賞最優秀受賞(2006)、SDA賞入賞(2006)
  • 2006年 道後舘別館2階バー&エステ改修:コンパクトデザイナーズショップワールド100選入選(2007)、SDA賞入賞(2007)
  • 2007年 日本毛織神戸本店玄関改修:SDA賞入賞(2007)
  • 2012年 京綾部ホテル温浴施設:SDA賞入賞(2013)
  • 2013年 ニッケ四ツ橋ビル耐震改修:2015年特許出願済 及び 商標登録出願済、2017年日本建築総合試験所による性能検証取得
  • 2014年 神戸松蔭女子学院大学一連の改修:BELCA賞ロングライフ賞(2014)、JIA25選(2017)
  • 2015年 通天閣耐震改修:耐震改修優秀建築賞(2015)、日本建築防災協会理事長賞受賞(2016)、SDA賞特別賞(2015)、BELCA賞ロングライフ賞(2016)他
  • 酔鯨酒造株式会社 土佐蔵、日経Xtech掲載(2019)、食品工場長(2020)、高知新聞他掲載多数
  • 2019年 道後舘 料亭花数寄:年間日本の空間デザイン2021掲載、SDA賞入選(2020)、SDA賞四国地区賞(2020)
  • 2022年 静岡県障害者芸術祭「風を創るひとたち展」会場構成:中日新聞(2022年10月24日)掲載、静岡新聞(2022年10月25日)掲載
【主要設計競技表彰】
(下記※印以外はすべて株式会社竹中工務店所属時代の主担当作品)
  • 1987年 日本建築学会建築設計競技佳作受賞
        (木多道宏氏(現大阪大学教授)と共働)
  • 1990年 東梅田再開発事業コンペ一等当選
  • 1996年 第1回神戸バリアフリーのまちづくりコンペ入選
  • 1997年 戦前長屋等建替モデル提案最優秀賞受賞
  • 1999年 岡山県みまさか木ノ家審査員特別賞受賞
  • 2011年 S社ハードメタル開発棟設計施工競技当選
  • 2012年 N製作所設計施工競技当選
  • 2015年 S酒造株式会社_土佐蔵新築工事設計施工競技当選
  • 2019年 T社守山工場 新築工事設計施工競技当選
所属学会・団体 日本建築学会、静岡県建築士会
社会的活動 日本建築協会「素材と技術が生み出すデザイン」幹事会委員(2001年から2002年)
静岡県建築士会西部ブロック浜松地区事業研修委員会委員(2023年から)
浜松市入札監視委員会委員(2023年から)

メッセージ

専門は建築とインテリアで、日本の美意識が育んできた内外空間デザインのあり方を、インタラクティブな発想を伴いながら、模索しています。

研究においては、デザイン・生産の実務の場で経験した在来木造技術の継承問題を機に、本学において、地域工務店が行う在来木造における大工職人の感覚的領分(経験と勘の世界)の可視化をテーマに研究に取組んでいます。

また、教育面では、ライフスタイルの一部となっている商業施設を題材とした、「私のお気に入りのお店の考察(マイフェイバリットショップレポート(MFSと略記))」を通じ、若い世代の志向や、デザインと社会潮流の関係をアクティブラーニング方式で検討する等、対話を通じた教育を実践しています。

これまでの私の経験や、知識・技術を活かし、静岡県ならびに日本の芸術文化の深耕を目指して、教育と研究に取り組んでいきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。