教員養成(教職課程)の状況

教員の養成(教職課程)の状況についての情報の公表

静岡文化芸術大学では、文化政策学部国際文化学科において、所定の科目や実習を履修すると、国語科・英語科の中学校教諭及び高等学校教諭の一種免許状を、文化政策学部文化政策学科において、所定の科目や実習を履修すると、社会科の中学校教諭及び公民科の高等学校教諭の一種免許状を取得することができます。

教員の養成の目標及び当該目標を達成するための計画に関すること

静岡文化芸術大学は、実務型の人材を養成し、社会に貢献することを基本理念としています。本学の教員の養成についても、この基本理念に基づき、教育現場において、創造的な知性と豊かな人間性を持ち、学校での課題に積極的に対応できる教員の養成を目指します。
上記の目標を達成するために、以下のように、教職課程のカリキュラムを設計しています。

履修科目一覧(平成31年から令和3年度)[PDF:251.8KB]

履修科目一覧(令和4年度以降入学生)[PDF:295KB]

授業科目ごとの授業の方法及び内容については、シラバス検索で確認することができます。

教員の育成に係る組織及び教員の数、各教員が有する学位及び業績並びに各教員が担当する授業科目に関すること

令和6年度 教職課程委員会名簿

  氏名 所属 備考
委員長 倉本 哲男 国際文化学科 教職に関する専門科目担当教員
  高木 邦子 国際文化学科 教職に関する専門科目担当教員
  四方田 雅史 文化政策学科 教科に関する専門科目担当教員
  高島 知佐子 芸術文化学科 文化政策学部教務委員長
  竹内 康記 事務局 学務部長
  宮崎 葉子 事務局 教務担当室長
  祐川 伶奈 事務局 教務・学生室教職担当

卒業者の教員免許状の取得の状況及び教員への就職の状況に関すること

教員採用試験の合格者の状況や卒業生の教員への就職等の実績については、以下のPDFデータをご覧ください。

教員採用試験合格者等[PDF:46.8KB]

卒業生進路実績[PDF:46.8KB]

教員の養成に係る教育の質の向上に係る取組に関すること

各種ガイダンス・説明会

教職課程の学生に向けて、教務・学生室職員および教職課程担当教員により、以下のガイダンスが開かれています。
  • 入学時の教職課程ガイダンス(1年次)
  • 教職ポートフォリオ説明会(1年次)
  • 教育実習申込手続きに関するガイダンス(1・2年次)
  • 教育実習直前ガイダンス(実習年度)
  • 介護等体験ガイダンス(該当者のみ4年次)
  • 教員免許状申請手続きガイダンス(4年次)
上記とは別に、教育実習から戻った学生が主催する「来年度教育実習に行く後輩への説明会」も行われており、教育実習や採用試験についての学年間での情報交換が行われています。

教職ポートフォリオ

教職課程を履修する学生は、SUAC manaba上で「教職ポートフォリオ」を作成し、定期的に提出することになっています。
「教職ポートフォリオ」とは、教師に求められる資質を計画的に身につけるために、各学生が教職課程の学びの成果を振り返り自己評価を定期的に記入するものです。大学の授業だけでなく、教育に関連するボランティア活動への参加や、目標に応じた個人的取り組みなどもここに記録します。4年次後期の必修科目「教職実践演習」では、この教職ポートフォリオを用いて各学生が自身の教師としての資質を改めて考え、課題に応じた演習を行います。
また、各学生の取得予定免許状に応じた単位修得状況が確認でき、履修計画を立てる際の参考となります。

ボランティア活動等

教育にかかわるボランティア活動への参加を積極的に奨めています。現在は、大学近隣の浜松市立東小学校、浜松市立八幡中学校での授業支援や学習支援ボランティアの活動が毎年実施されています。それ以外にも、毎年多くのボランティアの募集があります。こうしたボランティア活動への参加は、教職課程の学生にとって児童生徒との教育的な関わりの経験を増やすだけでなく、自身の課題への気づきや、教育現場への関心が高まるきっかけにもなっています。
 
上記以外の活動の実績:
浜松市立三ケ日中学校、浜松市立、浜松市の事業による母子家庭世帯や生活困窮世帯のこどもの学習支援、外国籍児童生徒の支援など
 

教職実践演習発表会

教職課程の「4年間を貫く学びのクライマックス」として、「教職実践演習発表会」を実施します(2024年度は12月21日予定)。4年間の教職課程の学びをふまえ、教育実習を経験して「これは教育課題だな」「もっと深めてみたい」と感じたこと・思ったこと等を研究して、分科会で発表をします(質疑応答も含めて一人25分程度)。
その後、全体会で来賓(教育委員会の方など)の方々から講評を頂きます。全日程の終了後は「異学年交流会」もあり、きっと「教職課程を履修してよかった」と思えるはずです。

留意事項

1. 教職課程で学ぶ目的・意義

公立学校・私立学校の教員志望、教育産業志望、「教える・育てる」を学びたい等が、一般的な学生のニーズです。つまり、教員を「100%でなくても進路のひとつとして想定している」学生や、「まずは教育に関心がある」学生も対象とします。

2.教職課程履修の大変なところ

  • 卒業要件単位数プラスアルファの単位(資格自由科目)の取得が必要となる。
  • 4年次後期まで必修科目の履修や介護等体験がある。
  • 教育現場でのボランティア等への参加が求められる。
  • 教育実習受け入れに「教職に就く意思が強固であること」との条件を設ける自治体や学校は多いので、教育実習と就職活動が重複しても実習は休めない。