ハラスメント防止

ハラスメントを受けたと感じたら、一人で我慢しないことが大切です。
信頼できる身近な人に相談しましょう。
本学では相談担当者・相談員、学外の相談窓口を設け、相談を受け付けています。

ハラスメントとは

「ハラスメント」とは、相手の意に反して行われる正当性のない嫌がらせの言動等によって、相手に不利益、不快な思い、能力発揮への重大な影響を与え、就学及び労働環境などを悪化させることであり、主に次のようなものがあります。

アカデミック・ハラスメント

教育・研究の場において、教育・研究上指導的立場にある者が行う不適切な指導・待遇・言動により、相手の勉学・研究意欲を低下させる、あるいは学習・研究環境を悪化させること
例えば
  • 提出された論文やレポートを正当な理由なく受け取らない、または、放置したまま指導しない。
  • 教育・研究上必要とされない私的な事項について、指導の一部として介入する。
  • 論文著者名を変更したり、研究成果を盗用する。
  • 能力や人格を否定する又は否定すると受け取られる発言をする。
  • 職務上知りえた学生の個人情報を他の学生や教員・事務職員に告げる。
  • 長時間又は長期にわたって説教をする。
  • 深夜に及ぶ指導をする。(研究室内での学生への指導は、午前8時から午後9時までとされています)
  • メールやSNS等による連絡において、早急な返信や既読を強要する。(緊急の場合を除き、メールやSNS等による学生への発信は、深夜・早朝を避けるものとされています。)

セクシュアル・ハラスメント

相手の意に反する性的な言動等により、相手に不快感を与えたり、環境を悪化させる、あるいは、利益や不利益を与えることを利用して性的要求をすること
例えば
  • 卑猥な話をする。
  • 自分の性体験を語ったり、あるいは学生に尋ねる。
  • 交際相手の有無などプライベートな質問をする。
  • 個人の外見を評価する。
  • 身体に不必要に接触する。
  • 食事やデートにしつこく誘う。
  • 研究室等の扉を閉めて二人きりになる。

パワー・ハラスメント

職権などのパワーを背景とする客観的に見て正当性のない嫌がらせの言動
例えば
  • 指導や注意の範囲を超えて、人格を著しく傷つける発言をする。
  • 会議や行事など必要な情報を故意に伝えない。
  • 日常的に私用を言い付けたり、宴会への参加を強要する。
  • ゼミやサークル等で、不当な強要や暴言を吐く。

その他のハラスメント

前各号のハラスメントにはあたらないが、相手の意に反して行われる正当性のない嫌がらせの言動によって、相手方に不快の念を抱かせる性質の言動
例えば
  • お酒が飲めない人、弱い人にお酒を強要する。
  • 多数の者のいるところで罵倒する。

ハラスメントのないキャンパスを実現するために

基本的な心構え

  • お互いの人格を尊重し、認め合いましょう。
  • ハラスメントの意味や被害を十分認識し、適切に行動しましょう。
  • 日常的なコミュニケーションで相互理解を深めましょう。
 

「ハラスメントをなくす」という意識を高めましょう

  • あなたの言動を、不快、不当に思っているかどうか、相手からいつも意志表示があるとは限らないことを十分認識しましょう。
  • たとえ悪意がなくても、あなたの言動を相手が拒否したり、嫌がっていることが分かった場合には、同じ言動を繰り返さないようにしましょう。
  • 人によって、言動に対する受け止め方は異なります。これぐらいなら相手も許容するだろうという勝手な憶測や思い込みはやめ、自分の持つ力や、優位な立場にいるかもしれないということを意識しましょう。
  • 自身の言動について、自分や家族がもし同じことをされても平気か、また、自分の家族がそばにいても同じことができるか考えてみましょう。

ハラスメントにあったら

言葉や態度で被害を主張しましょう

  • ハラスメントを無視したり、受け流しているだけでは状況は改善されません。嫌なことは、相手に対してはっきりと拒否の意思を伝えましょう。

誰か信頼できる人に相談しましょう

  • 一人で我慢せずに、信頼できる身近な人に相談しましょう。本学の相談担当者、学外の相談窓口も相談を受け付けています。

具体的な記録をとっておきましょう

  • 「いつ・どこで・誰から・どのようなことをされたのか」など、記録を残しましょう。

ハラスメント相談窓口

相談方法

電話、訪問、メールなど様々な方法でできます。相談者及び関係者の秘密とプライバシーは厳守します。

学内相談員・相談担当者

以下のPDFデータに掲載されている相談員・相談担当者に相談してください。相談は随時受け付けています。
(注)事案内容や調整結果により、原則として相談者の同意を得て、調査委員会を設置して必要な調査等を行うことがあります。

相談員・相談担当者一覧[PDF:218.7KB]

ハラスメント相談の流れ

教職員対象ハラスメントに関するアンケート

実施概要

調査目的:教職員のハラスメントに対する意識や現状を明らかにし、効果的な防止対策を行うため
実施方法:Googleフォームによる無記名式アンケ―ト
実施対象:本学教職員
質問項目:全29項目

2023年度教職員対象ハラスメントに関するアンケート結果(教職員限定)[PDF:1.3MB]

2022年度教職員対象ハラスメントに関するアンケート結果(教職員限定)[PDF:935.9KB]

2021年度教職員対象ハラスメントに関するアンケート結果(教職員限定)[PDF:941KB]

(注)学内限定公開です。閲覧の際は「教職員専用ページ」のパスワードを入力してください。