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コロナ禍の国際交流
世界的に広がった新型コロナウイルス感染症は、私たちの生活に様々な変化をもたらしました。
国外への移動が制限され現地での交流が困難になりました。こうした状況下でも、SUACでは新しいスタイルの国際交流を提案し、実施しています。
国外への移動が制限され現地での交流が困難になりました。こうした状況下でも、SUACでは新しいスタイルの国際交流を提案し、実施しています。
ジャパン・ハウス サンパウロ(JHSP)と静岡県、静岡県人会が協力して実施した「ブラジル青年派遣事業」にSUACの学生が参加しています(4年目)。「ブラジル青年派遣事業」は毎年テーマを定め、日本の魅力を伝えるために学生が調査、提案、発表を行うものです。 コロナ禍以前は現地(JHSP)で発表会を行いましたが、コロナ禍以降はSUACと現地を繋ぐオンラインでの発表を行っています。
What’s JAPAN HOUSE?
ジャパン・ハウスは、日本の多様な魅力や政策・取組の発信を通じ、これまで必ずしも日本に関心がなかった人々を含む幅広い層をひきつけ、親日派・知日派の裾野を一層拡大することを目的に、サンパウロ(ブラジル)、ロンドン(英国)及びロサンゼルス(米国)に設置された戦略的対外発信拠点です。
ブラジルの方々に日本の食文化の魅力をどう伝えるか、約4ヵ月間みんなで議論し、調査や取材を重ねました。私の地元にはブラジルにルーツを持つ方が多く暮らしていたので、彼らのことを思い出しながら、どうすればわかりやすくなるか、興味を持ってもらえるか試行錯誤しました。リーダーという大役を任せていただき戸惑いもありましたが、メンバー や先生方の協力のもと、素敵な発表ができたと思います。これまで接点のなかった人たちと出会い、同じ目標に向かって一つの物事に取り組む体験を通して、自分がすべきことは何かを学び、大きな気付きとなりました。これから社会に出て様々な場面で、今回の経験を活かしていきたいです。
私は近隣の文化施設で働きながらアートマネジメントを研究しています。職場でブラジル人対象の「多文化共生ワークショップ」を企画したことをきっかけに、今回のブラジル交流事業に参加を決めました。今年度の課題「日本の食」について「食を楽しむ」「健康食」「保存食」「給食」「フードアート」の5つの観点から発表しました。私は唯一の外国人メンバーでしたので、多様な観点で魅力を発信できるよう、第三者の視点を意識しながら「ポストコロナ時代における日本の食文化」に焦点を当てて発表しました。オンラ インでJHSPの方と自由に意見交換する機会もあり大変楽しかったです。グローバル人材が求められる昨今、国際交流はますます重要になると思います。今後の就業・学修人生に今回の経験を活かしたいです。 Obrigado!
エリック・クルッグJHSP館長からは、「食文化における重要な要素が見事に取り上げられていた。日本の給食文化やコロナ禍後にできた食文化など、とても興味深かった」とコメントをいただきました。
SUACの学生がイズミル経済大学(トルコ)とワルシャワ美術アカデミー(ポーランド)の学生とチームを組み、デザイン提案を行うワークショップを行いました。
私は英語があまり得意ではないのですが、海外の同じような夢を持つ学生たちと関わってみたいと思い、本プログラムに挑戦しました。遠い2ヵ国とオンラインで繋がれた時はとても感動しました。最初は英語を聴き取ることが難しかったのですが、イラストを描いてコミュニケーションを取ると一気に距離が縮まりました。ペットや気候の話などワークショップ以外のことも話ができて嬉しかったです。海外の学生には私たちにはない発想が多くあり、貴重なアイデアをたくさん吸収できました。今後は英語をもっと学んで、積極的にコミュニケーションを取っていきたいと思います。
参加のきっかけは、これまで学習した英語を活かしたかったことと、あまり馴染みのない国の学生との交流に魅力を感じたことです。コロナ禍特有のテーマでのデザイン提案は新しい発想が必要で、みんなで意見を出し合い、想像以上に苦労しました。また、自分の英語力のなさにも挫けましたが、先生や仲間に励まされながらプレゼンテーションを終え、これまでにない達成感を味わうことができました。今回は自分の意見を英語で伝えることの難しさを痛感し、今後の学習課題ができました。トルコとポーランドの学生とは今でもSNSを通じて交流を続けています。 これからも国際交流を深め、実践的な学習に取り組みたいです。
留学生×日本人学生のコラボレーション!お互いの母語を教え合ってWin-Winの関係!
レポートやプレゼンテーション資料で使う日本語表現のアドバイスをもらっています。言語の交流だけでなく、お互いの文化についても話しています。伝えにくい表現がある場合は、韓国語・日本語のどちらかを選んで伝えればお互いにニュアンスを共有できるので、日本語のまだ知らなかった表現や気づいていなかった日本文化を知ることができています。お互いの母語を教え合うのは楽しいし、自分の語学力も向上するので一石二鳥です。
許允碩(ホ ユンソク)さん
レポートやプレゼンテーション資料で使う日本語表現のアドバイスをもらっています。言語の交流だけでなく、お互いの文化についても話しています。伝えにくい表現がある場合は、韓国語・日本語のどちらかを選んで伝えればお互いにニュアンスを共有できるので、日本語のまだ知らなかった表現や気づいていなかった日本文化を知ることができています。お互いの母語を教え合うのは楽しいし、自分の語学力も向上するので一石二鳥です。
許允碩(ホ ユンソク)さん
中学生の頃から韓国語に関心があり、韓国語を独学で勉強し始めました。1年生で履修できる韓国語の講義は自分のレベルに合わないものが多く、残念に思っていました。そんな時に語学パートナーの募集を見つけて、ネイティブの韓国人と交流したいと思い、応募しました。お互いの母語を教えているので、自然な言い回しや発音を教えあえる環境はすごく良いです。
毎週木曜日4限に、お互いの母語を教え合っています。普段は課題やアルバイトに追われて語学の勉強は後回しになりがちに...なので予め会う日時を約束しておくと、それに向けて頑張れるので、すごく良い取組だと感じています。
村松 果歩さん
村松 果歩さん
以前の「英語・中国語教育センター」が、4月から新しく「多文化・多言語教育研究センター」に生まれ変わります。新しいセンターの機能は、「多文化理解を深める」「学生の語学力の向上」「多文化及び多言語教育の研究」「多文化及び多言語教育に関する地域社会との連携」の4つです。日本は定住外国人の人たちと共に生きる社会に、急速に変わりつつあります。また、若者が海外で働く機会も増加し続けています。「グローバルに共に生きる」ことの真の意味を学ぶ場にセンターがなれればと思っています。ぜひ気軽にお立ちよりください。
多文化・多言語教育研究センター長下澤 嶽 教授
コロナ禍により留学は半ば諦めていましたが、オンライン語学研修のことを知りチャンスだと思いました。英語しか使用できない環境は不安でしたが、間違った英語を使っても否定されたり笑われることはなく、先生がとても優しく教えてくださいました。クラスの雰囲気がとても温かく、のびのびと積極的に取り組むことができました。今回の研修により語彙力が アップし、間違えることへの抵抗が少なくなったと実感しています。いつか機会があれば現地に行って、直接オーストラリアの言語や文化、空気に触れたいと思います。
日本と海外のデザインの違いに興味があり、海外協定校への留学を希望しています。そのための準備として参加を決めました。クラスは少人数で、様々な国籍・年齢の方で構成されていました。課題の話だけではなく、自国の文化や気候などを話す機会があり、色々な国のお話を聞くことができました。英語しか使 えない環境の中で、自分の意志を伝えるために試行錯誤し、スピーキング能力を上げられたように思います。正確に話すことよりも何とか伝える努力をする大切さも学びました。留学の実現に向け、今後も英語力を伸ばしていきたいです。
普段はライティングの勉強に力を入れていましたが、夏休みを利用してスピーキング力を向上させたいと思い参加しました。語学研修自体が初めての経験でしたが、オンラインでの実施だったため自宅でリラックスしながら受講することができました。最初は断片的にしか聴き取ることができませんでしたが、日を追うごとにリスニング力がアップしているのを感じました。今回の語学研修で得られたのは、自信と意欲。話せるようになるには継続的な学習が大切なので、今後のモチベーションを維持する上で大きな転機になったと思います。